自習室のレイアウト
自習スペース、集中ブースの家具選びとレイアウト例
自習室のレイアウト
自習スペース、集中ブースの家具選びとレイアウト例
自習室の開設、集中ブースの設置をご検討ですか? 有料自習室や塾・予備校の自習室、オフィスやコワーキングスペース、シェアオフィス等の集中スペースにも応用の効く、自習室・集中ブースの家具選びとレイアウトについてご紹介しています。
自習室・集中ブースについて
1.1 自習室とは・・・
”自習室”とは、 集中して自習したい人のための学習スペース。気が散る要素をできるだけ少なくして、個別に没頭できるように整えられた学習環境です。
学習塾や予備校などの自習室では、共に学ぶ仲間の気配が励みになって自宅で1人で勉強するよりも学習効果が高まるため、自習室の利用が目的で塾に通う生徒も少なくありません。入試を控えた学生はもちろん、資格試験の準備をする社会人などにも需要があり、大人向けの有料自習室も増加の傾向にあります。
1.2 集中ブースとは・・・
”集中ブース”とは、没頭できるように仕切られた小さなスペースのこと。周囲を気にせずに1人で集中したい時に利用できるブース型の席で、フリーアドレスのオフィスやコワーキングスペースなどでは、席の選択肢の1つとして設置するところも増えています
自習室のように専用の部屋を設ける場合もあれば、オープンスペースの一部にブース型デスクや個室のように使える個別ブースを設置する場合など様々です。周囲に気を使うことなく集中できる席があることで、各自の生産性向上につながります。
オフィス家具メーカーのアール・エフ・ヤマカワでは、このような自習室や集中ブースの空間プランニング・レイアウトをワンストップで承っております。有料自習室や学習塾の新規開設、リニューアルをご検討の方は、どうぞお気軽にご相談ください!
\家具選び、レイアウトも/
自習室の家具選びとレイアウト例
「塾生専用の自習室を新設したい」「小さな塾だけど自習スペースをつくりたい」
塾や予備校はもちろん、小規模の塾でも実現可能な、自習室向けの家具選びとレイアウトについてご紹介します。
2.1 パーソナルブースを用いた自習室のレイアウト
部屋全体を自習室に!
パーソナルブースの左右対抗型レイアウト例
パーソナルブースは、デスクの前・横と席の背後の3面にH1200mmのパネルが付いた組み立て式のブース型デスク。基本ユニットはセミクローズで、複数台を並べて設置する際には最後尾の席にだけオプションエンドパネルを設置する仕様です。部屋全体を自習室として利用できる場合には、部屋の幅・奥行き寸法と動線を考慮しながら、各ブースへの出入りがしやすいよう左右対抗型で多くの席数を確保するようにレイアウトするのがおすすめです。
フォーコ パーソナルブースは、個室感覚のブースデスクながらも大掛かりな施工が不要で、欲しい場所に1台単位でレイアウトできるという手軽さがあります。パネルはH1200mmで、着座状態では周囲から頭が見え隠れする程度の高さ。使用時も立ち上がれば部屋全体が見渡せるため、閉塞感がなく没頭しやすい自習環境になります。パーソナルブースは、コンセント付きも選べます。
自習室のエリア分けで休憩スペースも確保!
パーソナルブースの並列型と左右対抗型の組み合わせレイアウト例
パーソナルブースでの自習室レイアウトは、1つの空間を自習室と休憩スペース、あるいは受付やコインロッカースペースなどにエリア分けして運用したい場合にも適しています。左右対抗型レイアウトと組み合わせる形で、エリアの境界部分のパーソナルブースを並列型(同行型)にレイアウトすれば、側面パネルが間仕切りの役目も果たすため、手軽にエリア分けができます。
フォーコ パーソナルブースには、パネルからさらに30cm上までを覆えるオプションフェルトパネルがあります。パネルを机上に置くだけで着席状態では視界を完全に遮るため、より集中力を高めたいときなど、必要な人が必要な時だけ利用できるように備えておくと便利です。
インテリアスタイルに合わせた色選び
パーソナルブース自習室のカラーコーディネート例
フォーコ パーソナルブースは、ホワイトの他、オークもお選びいただけます。同じ自習室でも、温かみのある色合いのオークを使ったレイアウトなら空間全体が落ち着いた雰囲気に。素材感を活かしたナチュラルテイストやインダストリアル、北欧風など、他の家具や内装とのコーディネート次第で様々なインテリアスタイルの自習空間にアレンジできます。
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2.2 増連式ブースデスクを用いた自習室のレイアウト
ブース席で集中しやすい自習室
ブースデスクの島型+並列組み合わせレイアウト例
ブースデスクは、天板の正面と左右にパネルが付いたシンプルな構造の増連式デスク。基本デスク1台に増連デスクを必要数だけ連結できる、コストパフォーマンスに優れたパネル付きのデスクです。席と席の間をパネルで仕切るため隣や正面が気になりにくく、集中しやすい自習室を構築できます。部屋の形状に応じて島型や並列型レイアウトを組み合わせることで、効率の良いレイアウトが可能になります。
増連式のブースデスクを島型にレイアウトする場合には、背板ありとなしを組み合わせてレイアウトできるPCブースデスクシリーズのほか、向かい合わせの2席で正面のパネルを共有するRFPCブースシリーズの対面タイプもおすすめです。
集中力を高める!自習室レイアウトのTips
増連式ブースデスクで自習室をレイアウトする際には、以下の点に配慮すると、より集中しやすい自習環境になります。
席の前後間隔と通路幅
自習室にデスクをレイアウトする時に気をつけたいのが席の前後間隔。着席状態でも後ろを通行できる最低限の通路幅:背中合わせなら1800mm以上、背面が壁なら1200mm以上を確保し、利用者の入退出や巡回など、人の移動が集中力の妨げにならないように配慮することが大切です。
机上の照度
ブース型デスクで配慮したいのが机上の照度。机上が暗いと目が疲れて集中しにくくなるため、各席にデスクライトを設置することが推奨されます。おすすめは、低ブルーライトで目に優しい有機EL(OLED)デスクライト。拡散光で天板や紙の照り返しも少なく疲労軽減や集中力の向上が見込めます。
2.3 長机を用いた自習スペースのレイアウト
自習専用の部屋を確保できない場合でも、パーテーション等で教室の一部を仕切れば簡易的な自習スペースとして活用することが可能です。1台で2人が座れるコストパフォーマンスの良い長机を使った自習スペースのレイアウト例を2通りご紹介します。
Plan A – ラディーテーブルW1200xD400を使った背面型レイアウト
小さなスペースにできるだけ多くの席数を確保したい場合には、1台で2人が自習できる最小サイズの長机としてラディーシリーズのRFシンプルテーブルW1200xD400を用いたレイアウトがおすすめ。部屋の形状によっては、壁面や間仕切りとなるパーテーションを活かした背面型レイアウトで、できるだけ周りが気になりにくく集中しやすいように配慮します。長時間の自習には向きませんが、塾の授業までの待ち時間等に利用できる簡易的な自習スペースになります。
自習室用の長机には、会議室などで使用されるキャスター付きのフォールディングテーブル等も利用できますが、頻繁にレイアウトを変更するといった使い方でない場合には、ラディーテーブルのW1200xD400、またはSTシンプルテーブルのW1200xD400が最もコンパクトで、コストフォーマンスにも優れています。
Plan B – 研修用デスク2人用を使った並列型(同行型)レイアウト
席数よりも使い勝手を重視したい自習スペースの場合には、長机としてスモール研修用デスク ループ脚 W1200xD450を使った並列型(同行型)レイアウトがおすすめ。自習する仲間の背中が見えるため学習意欲を掻き立てる効果が見込めます。また、各席の両サイドに通路を設けることで離着席時のストレスが少なく、さらには通路分でパーソナルスペースが広く感じられるためリラックスでき、集中しやすくなります。
この自習室レイアウトで長机として使用するスモール研修用デスク ループ脚は、天板下にラック、サイドにはフックが付いているため、教材や手荷物の置き場に困らず、机上を広く使えます。
集中しやすい自習スペースづくりのTips
パネル付きのブースデスクを使ったブース型の自習室とは異なり、オープンスペースなどに普通のテーブルやチェア等をレイアウトする簡易的な自習スペースでは、できるだけ気が散らず、集中しやすい環境づくりを意識する必要があります。
動作音が少ないチェアを選ぶ
小さな自習室、静かな自習空間では、席を立ったり座ったりする時の椅子を引く音なども気になってしまいがちです。そんな時は、キャスター付きのチェアにすると音を軽減できます。
自立式パーテーションを活用する
1枚単位で手軽に導入できる自立式パーテーション。簡易的な間仕切りのほか、気が散る要素を隠す目隠しとしても活用できます。幅や高さのサイズバリエーションのほか、移動にも便利なキャスター付きもあります。
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2.4 カフェ風自習スペースの家具選びとレイアウト例
落ち着きのあるインテリアと適度な人の気配が手伝って、気が緩みすぎることなく自宅よりも勉強がはかどる”カフェ”。そんなカフェのような雰囲気の自習室なら学習意欲や集中力の向上も期待できます。高校生以上を対象にした塾やレンタル自習室であれば、ビッグテーブル席やカウンター席、ソファ席を混在させるカフェのような自習スペースレイアウトもおすすめです。
自習スペースのビッグテーブル席
1つのテーブルを囲むように座るビッグテーブル席。自習スペースのビッグテーブルには、自習中の充電にも対応できる配線機能付きの大型会議テーブルやフリーアドレスデスクがおすすめです。
増連式の会議テーブルやフリーアドレステーブルなら天板サイズを調整しやすいため、限られた面積に効率よくレイアウトできます。
ビッグテーブルでの自習中に対面からの視線が集中の妨げになる場合には、テーブル中央にテーブルグリーンや机上スクリーンを設置するといった方法で対処できます。
なお、テーブル上に限らず、フェイクグリーン等の人工のインテリアグリーンの導入は、自習空間に自然でリラックスした印象を与え、カフェの雰囲気がつくりやすいためおすすめです。
自習スペースのカウンター席
ハイテーブルやハイデスクを壁面や窓際に設置してつくる自習スペースのカウンター席は、短時間の自習や作業におすすめ。カウンター向けのテーブルは、天板が横に長く奥行きが浅いため、壁際の余剰空間などにもレイアウトしやすいという特徴があります。
ハイチェアやハイスツールを合わせるカウンター席は、普通よりも目線が高くなり、気分が変わるためリフレッシュにも最適です。自習スペースにはもちろん、自習室の休憩スペースにも導入できます。
自習スペースのソファ席
ゆったりとリラックスできるカフェのソファ席。自習空間にもソファ席があることで空間の印象に余裕が生まれます。
ソファには合わせるテーブルには、カフェの雰囲気をつくりやすい1本脚のリスタ カフェテーブルがおすすめ。リスタシリーズは天板形状が丸形、正方形、長方形の3種類、ハイタイプも選べ、自習スペースの休憩スペース等にもご利用いただけます。
スペースにゆとりのあるコワーキングや自習スペースなら、周囲からの視線が気になりにくいパネル付きソファを用いたレイアウトもおすすめ。カッコ ファブリックソファは、パネルの高さが2種類、両側パネル・片側パネル・パネルなしも選べるラウンジ向けのソファで、単体利用はもちろん、組み合わせてのレイアウトも可能です。
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集中ブースを手軽にレイアウト!ブースデスクの種類と選び方
自習室にはもちろん、オフィスやコワーキングスペースの個別ブースにも適したパネル付きデスクやPCブースデスク。集中ブースを手軽にレイアウトできるブースデスクの種類と選び方について解説しています。
3.1 増連式ブース
集中ブース向けのパネル付きデスクには、単体でも使用可能な基本デスクと連結用の増連デスクがあり、基本1台に増連を必要な席数だけ連結できます。並列型レイアウトの集中ブースに最適です。
3.2 対面式ブース
ブースデスクのシリーズによっては、1台2席の対面タイプもあります。基本デスクに増連を連結することで2席単位で座席を増やせるため、対向型(島型)レイアウトが手軽にできます。
3.3 背板なしブース
ブースデスクには、基本・増連共に背板なしが選べるシリーズもあります。壁面や窓辺の見晴らしを活かしたいレイアウトや、背板付きタイプの対面に設置して対向型(島型)にレイアウトする場合におすすめです。
3.4 パーソナルブース
スペースに余裕があるなら個室感覚で没頭しやすいパーソナルブースがおすすめ。パネルは左右と正面のほか背後に設置できるオプションエンドパネルも完備。独立型の個別ブースとして、または複数台で同行型や左右対向型レイアウトにも適しています。
自習室・自習スペースの納入事例
アール・エフ・ヤマカワでは、有料自習室や学習塾の自習スペース、集中ブースの空間プランニング・レイアウトをワンストップサービスで承っております。以下より塾や予備校に併設の自習室、有料コワーキングスペース・自習スペースの納入事例をご覧いただけます。
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